CCNA対策 6回目 [ネットワーク設定について]
・IPアドレスの設定
NWの構築のため、ルータ本体だけでなくインターフェイスにもIPアドレスを設定します。
[ip addressコマンド]を使用します。
設定しただけですと管理者権限によって無効化されている場合があります。有効化するには[no shutdownコマンド]を使用します。
ex)
Router> enable
Router# config t ←[configure terminal]の省略形
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# int f0 ←[interface fastethernet 0]の省略形
Router(config-if)# ip address XXX.XXX.XXX.XXX 255.255.255.0
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)# end
インターフェイス状態を[show interfaceコマンド]で確認ができます。
有効化しなかった場合
ex)
Router# show int f0
FastEthernet0 is administratively down, line protocol is down
~省略~
「管理者権限によってこのインターフェイスは無効になっている」と書いてあり、無効化されています。
また、下線部の後ろの文章は「イーサネットやPPPなどが何かの要因によって通信できない状態」を意味しています。通信相手側のインターフェイスが無効になっている場合や各種設定などが要因となっています。
down→不通、up→開通 になっています。
このコマンドでは、OSI参照モデルでいう物理層(下線部)やデータリング層(下線部の後ろの文章)の通信状況の他、IPアドレスやMTU(Maximum Transmission Unit。一度に送れるデータの最大量)、
BW(BandWidth、帯域幅。対応している周波数の範囲のことで、幅が広い=周波数も複数用意できるので、通信速度も速くなる)、
データ送受信量、パケットロス(データを送信する際数回に分けます。これをパケットといい、これが欠損して通信してしまうこと)
も確認ができます。
[show protocolコマンド]でも同様な情報を確認できます。
参考
CCNA対策から学ぶネットワーク運用ガイド2 ほか